仕事をしている部屋には南東と西と北西に窓がある。キーボードを打つ手を止めて窓の外に目をやると、花が満開の栗の木にコゲラが来ている。小刻みに幹をつつきながら軽やかに枝から枝へと動く小さなキツツキ。その向こうからはまたいつものウグイスの鳴き声も聞こえていて、のどかでいいなあ、と思いながらまた字幕を書く。
夫の勤務地がある都心へのアクセスも悪くないのに、自然を感じながら生活できる我が家はとても恵まれているなあ、と最近しみじみ感じる。年をとったら庭付きの一戸建てはもてあますから駅近くのマンションに引っ越そうと思っていたけど、やっぱりこの家にずっと住みたいと思うようになった。
長くこの家に住むためのメンテナンスを兼ねて、家のリフォームを計画中。