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言葉とイメージ

「めあて」という言葉を聞かない、と前回のブログに書きました。が、子供が持ってきた学年だよりに「体育の授業でなわとびが始まりました。各自がめあてに向けてがんばっています。」というようなことが書いてあった。まだ使っていました。小学校では。

「tetrapod」という言葉が出てきたので「テトラポッド」と字幕に書いた。納品前に表記を確認しようとして、それが商標だと知った。リーダーズにも「『テトラポッド』は日本では商標」とある。日本だけだから原音では力強く「tetrapod」と言っている。字幕は「消波ブロック」と書き換えた。同じ字数でよかった。でも「消波ブロック」は音で聞くと分かりにくいなあ。

夫にその話をしたら「テトラポッドは商標だよ。ホチキスと同じ」と、そんなの当たり前じゃんみたいな雰囲気で言われた。

違いますよ。「ホチキス」は現在は商標ではありません。字幕にも使えるんです。朝日の手引の外来語表記にも「ホチキス」と載っています。もし「ホチキス」が使えなかったら、「綴込器」というものすごく分かりにくい表現になってしまう。やはり言葉はすぐにイメージがわくことがとっても大事と思った。

by honyakusha | 2013-01-11 06:07 | 仕事・趣味 | Comments(0)
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