「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」

The Imitation Game イミテーション・ゲーム 英語音声英語字幕のみ[PAL-UK版]

Studiocanal


劇場公開は終わったと思ってたら、近くのシネコンでアンコール上映されていたので観てきました。
すごくせつなかったです。

あの時代にマイノリティーとして生きる厳しさ。パブリックスクールでいじめに遭うシーンは特に胸が痛かった…。
我が息子もいろいろあるとは言え、ある程度は多様性が理解され許容される今の時代に生まれて幸運だったと思いました。

この映画では天才数学者の秘密を描きつつ、エニグマという暗号機で作られた暗号メッセージを彼がチームの仲間と共に解読する経緯が紹介されます。もう少し知りたくなって、この本を読んでみました。

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)

サイモン シン / 新潮社


カエサルからスコットランド女王メアリー・スチュアート、ルイ14世をはじめ多くの興味深い暗号エピソードが紹介され、世界の歴史とは暗号作成とその解読の歴史でもあるのだなあ、と感じました。戦争中は暗号解読を敵国に知られない方が有利ですから、暗号解読者の存在が公になることはなく、その偉業が一般から賞賛を受ける機会も当然なく、解読者本人も固く口止めされているために、戦地で闘わずに何をしてるんだ!と責められても何も言えないというのがまたせつなかった。

頭髪を剃って秘密のメッセージを頭皮に刺青し、再び髪が伸びてから怪しまれずに敵国に侵入し、髪を剃ってそのメッセージを伝える、というかなりのんびりした手法から暗号作成の最高峰エニグマ機に至るまで、具体的な暗号技術の解説もありましたが、数学的な部分は私の頭ではほとんど理解できませんでした。

でも、もとの文章をある法則にのっとって別の文字や単語に置き換えるという最も基本の暗号作成手法は、英語を日本語に置き換える翻訳作業とあまり変わらない気がした。アルファベット26文字をひらがな漢字カタカナまじりの縦書き文章に置き換えてしまえば、かなり解読が難しい暗号文になるはず。難点は、日本人ならすごく簡単に解読できてしまうところです。

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by honyakusha | 2015-06-11 10:00 | 本・映画・舞台 | Comments(0)
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