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「依存症ビジネス」

依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実

デイミアン・トンプソン/ダイヤモンド社

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息子はマインクラフトというゲームが大好き。
PCを使っていいのは1日2時間と決めているけど、いわゆる「ネトゲ廃人」になってしまったらどうしよう、と不安になりこの本を読んでみた。

ゲームだけではなく、アルコール、ギャンブル、ポルノ、ドラッグ、スイーツ、ショッピングなど、いくつもの依存対象に関して実例が紹介されていた。
そしてこれは息子だけでなく私も気を付けなくては!!!と思うに至りました。

それなしではいられなくなるためのビジネス戦略がこれほど研究されているなら、自分が常に意識して取り込まれないよう注意しながら行動する以外、その戦略から逃れるすべはない。“欲しい”という感情を行動に移すスイッチを入れさせる巧妙な手段がそこかしこに仕込まれていて、ネット上はもはや地雷原みたいだ。

依存により家族も人生も失った人、刑事事件に至ってしまった人も、十分な教育を受け社会的地位もある人たちだけど、「自分の頭で考えること」をうっかり怠っている間に知らず知らず大きな流れに飲み込まれていった。これはまさに昨日「ハンナ・アーレント」を観て感じたことと同じではないか。

つい最近、スマホのiOSをアップデートしたら、ランダムハウス英和辞典のアプリが使えなくなってしまった145.png
その時初めて、小学館が配信していたこのアプリは既にサポート終了していたことを知った。(あれ?使えない、どうして??とうろたえてたら、息子が冷静に教えてくれた。)
「アップデートしますか」というポップアップに安易に「はい」と答える前に、よく考え、調べて判断すべきだった。
ランダムハウスは主にiPadで使っているので、こちらはアップデートしてなくてよかった。

ストレスは人生のスパイス、そしてドーパミンは人生のご褒美スイーツ。
でもよく考えて、ほどほどにしないとね。

by honyakusha | 2017-10-13 09:08 | 本・映画・舞台 | Comments(0)
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