「コッホ先生と僕らの革命」とベルリン五輪

コッホ先生と僕らの革命 [DVD]

ダニエル・ブリュール,ブルクハルト・クラウスナー,ユストゥス・フォン・ドーナニー,トマス・ティーマ,カトリン・フォン・シュタインブルク/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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「コッホ先生と僕らの革命」はすごく穏やかな気持ちになる映画だった。
ドイツと言えばサッカー王国みたいなイメージだけど
草創期には厳しい環境の中、普及に努めた人がいたのですね。
校長先生役のブルクハルト・クラウスナーが印象的でした。
「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」でも感じた人間の深み、
本作を観て心がほっこりするのは、子供たちとコッホ先生の関係を支えるこの人の存在感ですね。

私が生まれ育った土地はサッカーが非常に盛んで
通っていた高校にはスポーツ=サッカーみたいな雰囲気もあった。

先日送られてきた高校同窓会報の記事。
1936年のベルリン五輪スウェーデン戦でフォワードとして活躍し決勝ゴールを決めた
卒業生 松永行(まつながあきら)氏のことが紹介されていた。
日本がサッカーでオリンピック初出場を果たした大会の初戦で
体格で上回る強豪スウェーデンに勝ったことはヨーロッパ各地でも
驚きを持って伝えられ「ベルリンの奇跡」と称賛されたらしい。
しかしその後松永氏は大学3年時に陸軍に従軍することとなり
「戦争には行きたくない。もう一度ドイツに行ってサッカーを学び、指導者になりたい」
という言葉を残し、ガダルカナル島で戦死された。

なんという才能の浪費。
コンラート・コッホのような優れた指導者がいたことがドイツサッカーの基礎となった。
松永氏が指導者としてドイツサッカーの技術を日本に伝えれば、日本サッカーの歴史も違っていたはず。
貴重な人材を失わせる愚かな戦争は二度としてはいけない、と改めて思う。


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by honyakusha | 2017-10-24 05:28 | 本・映画・舞台 | Comments(0)
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