毎日=day after day

先週のある日、子供たちが宵の口に2人一緒に眠ってしまい、珍しくぽっかりと時間が空いた。こんなときは1人でゆっくりと体を休めつつブランデーなんぞ味わったら生き返るのではないかと。

バカラのグラスにレミー・マルタンを少しだけ注いでゆらゆらとさせながらその色と香りをじっくりと楽しみつつ、ピエール・マルコリーニのチョコレートを1粒だけゆっくりゆっくりと味わう。ヘッドフォンでラフマニノフを聴きながら好きな小説のページをぱらぱらとめくって拾い読みしたり。

実際にはバカラのグラスもレミー・マルタンもピエール・マルコリーニのチョコレートもないので、デュラレックスのグラスにキッチンにあったお菓子作り用のマイヤーズ・ラムを少しだけ注いで香りをたのしみつつ、冷蔵庫の片隅に眠っていた製菓用のクーベルチュールチョコレートの塊を包丁でガキッと割って口に入れ、ラフマニノフが聴こえてることにして、西原理恵子の『毎日かあさん④』を読んだ。

西原さんのお子さんは一男一女の兄妹なんだが、妹ちゃんが保育園を卒園するとき西原さんはしみじみと涙を流しながら「もっかい子育てしたいなあ」と言うのだ。

子供が小学校へ入るとき、子育ての一番濃い時期は終わるのだな、と気づかされた。そこからはきっと子供たちはどんどん自分の力で育っていってしまうのかもしれない。そういえば名古屋の義妹は小2の息子と手をつなごうとしたら「やめろ、キモい」と言われたとショックを受けていたなあ。3歳のお誕生日なんてずっと先のことに思えたけど、あっという間にきてしまった。子育ての一番濃い部分の半分はもう終わってしまったのだ。子供と過ごす、いや、子供と過ごせる毎日をもっと大事にしようと思った。

仕事の依頼の電話がかかってきたけど、「4月の入園までは育児に専念します」と伝えた。「毎日かあさん」することにする。

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by honyakusha | 2008-11-23 23:32 | 仕事・趣味 | Comments(2)
Commented by slo-mo-life at 2008-11-25 19:43
前半の想像…にうけてしまいました。honyakushaさんってお時間があればこんな風に過ごしているんだ!…って軽く信じちゃって(笑)。

今が一番濃い時間…そうですよね。育児真っ最中の今…時に大変で投げ出したくなる事もあるけれど、かけがえのない時間を過ごしているのだ…と改めて感じました。

私は上の娘があっと言う間に大きくなっちゃって、ちょっと寂しく感じたものです。今、ちょっとくらい大変でも、ちょっとだけ”ゆとり”を持った生活が出来るのは、前回の教訓がある…そんな風に言ったらRicoに悪いかもしれないけれど…。

4月までは思いっきりかあさんですね♪
Commented by honyakusha at 2008-11-27 02:28
双子育児っていつも次から次へと出される要求に対処するのに必死で、冷静にものを考えるヒマが全然ないですよね。だから本当はかけがえのない時間なのに、時々すごくつらくなってしまうのですが、この3年間も振り返ってみるとあっという間なのです。Ricoちゃんは“子供ってこんなにどんどん大きくなっちゃうんだよ”と教えてくれたんですね。そして今は母の双子育児を支えたりもしてくれて、とってもステキな娘さんだわ~。私も“ゆとり”までは難しくても、少しでも楽しく育児していけたらと思います。
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