2010年 10月 22日 ( 1 )

オタク万歳

40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

講談社


こないだこの本を図書館で借りて読みました。小学校での英語教育とか中高一貫校とか、なんとなく自分が今後親として自分なりの考えを作り上げる必要がある事柄について、いろいろと参考になりました。いずれその時期にさしかかったとき、周囲に流されること無く、うちの考えはこうだから、と子どもと話し合うことができるように。

英語に関しては、私自身が学ぶ側としても教える側としても真剣に関わってきたことなので、とても面白かった。通訳者である鳥飼玖美子 さんの意見、ビジネスマンである成毛眞さん の経験に基づいた言葉、それぞれ納得できました。中でも一番共感できたのはデーブ・スペクターさんの自分自身が日本語を習得した経験から、英語を学ぶ日本人に向けたアドバイス。どんな物事であれ、上達したければオタクになるのが一番ですね。デーブは少年時代から日本語オタクで日本の漫画から婦人公論まで手に入る日本語の本や雑誌を読み漁り、在米日本人を対象にした日本語弁論大会で2年連続優勝してしまったとのこと。そのときのテーマが「武士道精神」とか「三島由紀夫」とか、お父さんに「キャッチボールしよう」と誘われた時、竹刀を持ってきたとかホントにオタクなんですね。

英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)

斎藤 兆史 / 中央公論新社


日本人が英語を学ぶなら、やっぱり英語オタクになるに限ります。この本に登場する筋金入りの英語オタクの皆さんは、いまどきの薄っぺらい会話重視の英語教育とは違う、本物の使える英語を日本にいながら習得しています。今回、デーブの話を読んでから、再びこの本を手に取りました。大学在学3年間に図書館の英書を全部読みつくし大英百科事典全35巻を2度読んだ斎藤秀三郎とか、英語の雑誌を丸暗記して匂いまで嗅いでいた西脇順三郎とか。いいなあ、オタク。

いろんなことが出来る人になるよりオタクになるほうが幸せなんじゃないかなあ、と思う母です。

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by honyakusha | 2010-10-22 10:51 | 教育 | Comments(4)