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カトリックの家で育ったことが字幕翻訳に役立つ

クリスマスが近づいて、街もツリーやイルミネーションで華やか。
私の育った家は祖母がカトリックのクリスチャンだったので
生後2か月で幼児洗礼、7歳で堅信を受けました。
物心ついたころから、土曜の午後は教会で要理を学んだあと告解とミサ、
日曜も朝からミサ(‟御ミサ”と呼んでいた)。
子どもの頃はこれがイヤだった。

しかし字幕翻訳の仕事をするようになったら
この経験に助けられることが多いのです。
欧米のドラマや映画では多少なりともキリスト教や聖書に関わる内容が
登場することが多いですもんね。
思い切り教会が舞台で告解室のシーンがあったりすると
自分が告解室で口にしていた文言がよみがえります。
神父様とのやり取りで使う定型の文章が書かれた紙が告解室内に置かれていて
それを見ながら唱えていました。

子どもの頃はイヤだった環境も、実はすごく恵まれていて
日々、得難い経験をさせてもらっていたのだなあ、と今では思います。
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堅信を受けた7歳のクリスマスに代母(godmother)から贈られたペンダント。


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by honyakusha | 2017-11-30 05:55 | 仕事・趣味 | Comments(0)

「ギフテッド」

映画「ギフテッド」
キャッチコピーは、
‟いちばん大切なのは、〈愛する〉才能。” 

予告編を見た時は、あまり見たくないなと思ったのですが、
「映画『ギフテッド』を観て、ギフテッド教育の実践者と語る会」に
お誘い頂いたので、参加してきました。

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なぜ見たくなかったのかと言うと、この映画によってまたしても
ギフテッド=高IQ、数学の天才、と思われてしまうんだろうなあと思ったから。

息子が2年前から受けてるギフティッド教育の先生方からは、現状ではギフテッドはIQの高さやずば抜けた数学的才能の持ち主を指す言葉と思われてる節があるけど、本来のgiftedとはもっと広い意味での"different"な子供のことであるといつも言われている。うちの息子も算数は苦手だしIQが特別高いわけでもない。でも明らかにクラスのみんなとは違う生き物だと思われる。

この映画、見てみたら思ったよりずっと良かったです。
マッケナちゃんの愛くるしい小賢しさ、クリス・エヴァンスのちょっと陰のあるカッコよさ、祖母役リンゼイ・ダンカン、ご近所のおばさん役オクタヴィア・スペンサーなど、それぞれがそれぞれの立場で愛情を示す姿に共感し、純粋に泣けて心が洗われました。

親権を争う民事裁判のシーンや、ハコの切り方で、おお、こう処理すればいいのか!という気づきもあり、字幕の勉強にもなりました。
字幕翻訳は伊東武司さん。

鑑賞後の「語る会」では、ギフティッド教育の指導者、保護者、指導者を目指す学生さんたちと、有意義な時間が持てました。特に学生さんたちは非常に優秀で意欲的で、こういう人たちが先生になってくれるなら、日本の教育の未来は明るいかも、と思えてうれしかった。

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鑑賞前に差し入れで頂きました。
クリスピークリームドーナツは甘すぎると思うけど、
これは甘いキャラメルクリームとプレッツェルの塩味がなかなかでした!

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by honyakusha | 2017-11-28 06:47 | 本・映画・舞台 | Comments(0)

お役立ちサイトYouGlish

今、翻訳しているのは映画の特典映像。
特典に付き物の人名表記ですが、最近は便利なサイトがあるのです。

YouGlish

全洋画オンライン、映画会社のデータベースでも表記が確認できなくて、
何と発音するのかも分からない人名を
Youtube動画の中から、一発で検索してくれます。

外国の言語を耳で聞ける機会が増えたおかげで
最近の表記は本来の発音に近づける傾向にある気がする。
「アナと雪の女王」も昔なら「アンナと雪の女王」だったかもしれない。

ともかく、実際の発音が聴けるのは大変ありがたいです。
英語字幕も付けてくれてるので、英語学習にも非常に役に立つ。
自分が通訳学校でリスニングの勉強していた時代にこれがあったら
勉強方法も全く違っていただろうなあ。

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by honyakusha | 2017-11-23 17:35 | 仕事・趣味 | Comments(0)

息子の英語理解度に驚く

土曜の晩、息子が深夜2時からのネット中継を見たいと言った。
息子の大好きなMinecraftというゲームのカンファレンスが
ロンドンから生中継されるのだそうだ。
司会はウィル・アーネットという
「レゴバットマン ザ・ムービー」でバットマンの声を担当した俳優であるとか
新しいキャラクターが投票で選ばれるとか
色々と話して、クリエイターのジェブが新キャラクター候補について解説している動画を見せてくれた。

ジェブは英語で話していて、英語字幕が出ている。
小学6年生に分かるのかいなと思い、「何て言ってるか訳して」と言ったら
ほぼ全部正確に訳してくれた。
驚き。
好きなゲームについての解説動画(英語)をあれこれYoutubeで見て
ゲームを楽しんでるだけで
こんなに英語が分かるようになるのか。

小学校で英語の授業が本格的に始まるということだけど
こういう方法もぜひ取り入れてほしい。
サッカーが好きな子、動物が好きな子、宇宙が好きな子
それぞれ好きな分野の動画をYoutubeで見てレポートを作る。
きっと楽しみながらいろんな英語表現に触れられると思う。

土曜深夜のネット中継は非常に楽しめたようで
そのレポートを宿題の自由勉強ノートに3ページにわたって書いていた。
マンガ風のイラストに英語のセリフも
電子辞書でスペルを確認しながら書いている。
新世代の英語学習だなあ。




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by honyakusha | 2017-11-21 05:01 | 教育 | Comments(0)

豆柴の迷子を保護

昨日、家族全員でインフルエンザ予防接種に行こうと玄関を出たら
黒白の激カワ豆柴が飼い主さんも連れずノーリードでお散歩中。
通りかかった大型柴犬ポン太(仮名)に「遊ぼうよ!」と跳びかかったりしながらまとわりついていた。
ポン太はうろたえてるしお父さんも困り顔だったので
とりあえず豆柴を保護した。
人懐っこいけどなかなかリードを付けさせてくれず手間取った。
お散歩中によく出会う豆柴のクリちゃんに似ていたので
クリちゃんのお家をご存じと思われる柴犬サラちゃんのお家に向かった。

しかしその豆柴を見たサラちゃんのお父さんは
「この子は男の子だからクリちゃんではないよ」と。
確かに。
予防接種の後私は別の用事もあるため豆柴くんはサラちゃん宅に預けた。

サラちゃんのお父さんが警察に連絡してくれて
豆柴くんはパトカーに乗せられて警察に保護された。
2時間後に飼い主さんから問い合わせがあり
無事にお家に帰れたとのこと。
1歳4か月の男の子豆柴アレックスくん。フレンドリーで可愛かったなあ。

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by honyakusha | 2017-11-19 13:23 | | Comments(0)

「嘘つきヤコブ」上映会

昨日は「嘘つきヤコブ」の上映会に行ってみた。
過去との向き合い方をドイツから学ばねばと
ドイツ映画をちょくちょく観ていますが
貴重な東ドイツ映画でDVDにもなっていない作品が
翻訳に携わった方々の解説付きで無料!という
マジですか?って企画なので無理やりスケジュールに入れました。

良かったです。
今まで見た第二次大戦下のドイツを描いた作品は
スパイとか暗号とか作戦とか色々とドラマチックな展開だったけど
これは淡々とゲットーで暮らす人々の日常を見せていた。
自分もゲットーの中にいるような感じで
ああ、情報を遮断されて今どんな状況なのか
これからどうなるのか何も分からないって
こういうことなのか、と思いました。

絶望的な状況の中で
子供だけがごく自然に持っている根拠のない希望が
美しくも悲しかった。
あのように漠然とした希望を持ち続けることが
無意識のうちに自分を幸せに導いてくれるはず。

ゲットーについての解説を専門の方から聞くことができて
とっても勉強になりました!

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by honyakusha | 2017-11-17 14:39 | 本・映画・舞台 | Comments(2)

息子に何も言わない朝

息子の「もう何も言うな」宣言から一夜明けた朝
私は息子に何も声をかけず夫と娘といつもの時間に朝食。
夫は息子が寝てる2階に通じるインターホンで「ご飯だよ」などと言っている。
「何も言わないで!」と言ったら夫は「これぐらいは言った方いいんじゃない?」と。
私もゼロ100な性格なので、そういう加減がうまく出来ない。

学校へ出発する時刻が迫った頃
息子は起きてきて顔を洗い、あっという間に着替え
ランドセルを背負い帽子をかぶり
その格好で朝食を食べていた。
そして行ってきます、と出かけていった。

起床から家を出るまで10分弱。
結局息子が出発した時刻は
私が「早く起きなさい」と何度も2階に言いに行って
「着替えなさい」「忘れ物ない?」などとあれこれ言って
やっとの思いで送り出し、朝からぐったりする日と同じだった。

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by honyakusha | 2017-11-16 06:16 | 教育 | Comments(0)

息子「もう何も言うな」

昨日は息子に、「もう何も言うな」宣言をされてしまった。
毎朝の「早く起きなさい」に始まり
忘れ物ない?
宿題やった?
いつやるの?
ピアノに行く時間だよ
いつまでもテレビ見てないでお風呂に入りなさい
などなどが「ものすごくうるさい」らしい。

私自身は親に全くなにも言われずに育った。
おかげで何事も自分でやる習慣はついたけど
自分が気が付かないことはやらないままだから
社会人になってから苦労した。
もっと言ってくれたらよかったのに、と思った。

しかしどうやら息子にとっては
あれこれ言うのは逆効果らしいので
今後は極力言わないようにする。

一昨日から息子のメガネが見当たらない。
家族の中で息子だけは、土日に全く家から出ていないので
家のどこかにあるはず、とあちこち捜索したけどない。
本人は平気な顔で、捜している様子はない。
私が「どこにいっちゃったのかなあ」と言いながら
息子のベッドの下をのぞき込んだりしてるのも
何か違うよな、と思うので
自力で捜してもらうことにする。

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by honyakusha | 2017-11-15 05:26 | 双子 | Comments(0)

字幕制作会社のパーティー

いつもお仕事をいただいている制作会社さんのパーティーがありました。

先月訳したドキュメンタリーシリーズは3人でエピソードを分担したので
そのチームの翻訳者さん、制作担当の皆さんとお会いできてよかった。

春に私が字幕を担当した作品の吹替を担当された翻訳者さんともお話しできた。

普段は孤独にPC画面に向かっていて、自分のダメさに泣きたくなることも多い私だけど
皆さんそれぞれに頑張ってるんだなあと当たり前のことを確認してうれしくなった。

雲の上にいるような大先輩字幕翻訳者さんともお会いできて
その情熱に私の胸も熱くなりました。
頑張ろう。


素敵な会場でした。
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by honyakusha | 2017-11-14 05:58 | 仕事・趣味 | Comments(0)

今年の終盤に向けて

昨日スーパーに行ったらクリスマスのお菓子が並んでいた。
ついにこの季節か。年賀状、どうしようかな。

今年の初めに、今後どういう仕事をしていくつもりなのか考えた。
乳がんになって、もう仕事は辞めようと思ったのは4年半前。
残り少ないかもしれない日々を子どもたちと過ごしたいと思ったから。

でもその後体も気力も回復し、1年近く休んだ仕事を再開してから
字幕翻訳をしながら合間に実務翻訳という働き方が続いてる。
いよいよ子供も小学校最終学年となり、来年は中学生。
母は少し離れて見守った方がいいような場合も増えてきた。

翻訳者として一段ステップアップしたいと思うようになったけど
一番やりたいのはどんな分野の翻訳なのか。
何が出来て何が出来ないのか。
それを知るために半年間スクールに通った。
結果的に、自分に何が足りないのかはよく分かった。
引き続き学びを続けるうちに、何がやりたくて足りない部分を補おうとしているのかが少し分かってきた。

残り少ない今年のうちに、来年からの仕事の仕方をより明確に
イメージできるようになりたい。


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by honyakusha | 2017-11-12 05:55 | 仕事・趣味 | Comments(0)