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ペンテコステ=聖霊降臨

先週の日曜はペンテコステ礼拝でした。

日曜の礼拝で私はいつもアメリカ人の青年(見た目がShaun Evansにそっくりなので仮名Shaunとしておきます)に通訳しています。牧師のメッセージをウィスパリングで日本語→英語に訳してるんですが、聖書に書かれていることの解説なので、日常的にはあまり使わない日本語も多く、それに対する英語は???となることもしばしば。

復活=resurrection
贖い(あがない)=redemption
戒め=commandment
悔い改める=repent
十字架につける=crucify

などはよく登場するので、慌てずに訳せるようになりました。

今回は牧師の話の中に「化体説」という言葉が出てきたけど、英語で何というのか分からなかったので、牧師による「
聖別されたパンと葡萄酒は、キリストの肉と血が実体化したものであるとするカトリックの教義」という説明をそのまま伝えたら、Shaunがそれは英語で「transubstantiation」または「consubstantiation」と言うのだと教えてくれました。忘れないようにとここに書きましたが、長い単語なので覚えられないかも。

「贖い(あがない)」は単なる日本語としては「償い(つぐない)」とほぼ同じ意味のようですが、「キリストによる贖罪」に関しては必ず「贖い」で、決して「償い」とは言わないのですよね。

「贖い」はNHKの漢字表記ではルビが必要だけど「償い」の方は漢字だけで字幕にも使えることになっています。でも、J・マカヴォイとキーラ・ナイトレイ主演の映画「つぐない」はひらがな表記。
原題「Atonement」ですが、atonementの意味は「償い、あがない」the Atonementは「キリストの贖罪」とあります。
イアン・マキューアンによる原作小説「Atonement」の邦題は「贖罪」、でも内容は特に神様と関係なく、人間によるatonementだから映画の邦題は「つぐない」が分かりやすくてよい、ということかな。
文学的表現と、より多くの層にアピールしたい映画の表現の違いが興味深いです。

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by honyakusha | 2017-06-09 13:39 | 歳時記 | Comments(0)

母の日礼拝 聖書のお話

母の日の礼拝での聖書朗読は出エジプト記20章12節。
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。(新改訳)

モーセの十戒の五番目。おなじみの教えです。十戒の一から四番目までは神様についての教えで五から十番目までが人間関係に関する戒め。人間関係の最初の戒めが「父と母を敬え」です。そしてその次の戒めが「殺してはならない」。殺人を禁じることよりも親を敬うことの方が先に出てきます。人間関係において最も大事なことが親を敬うことだというのが神様の教えなのです。
親を敬えというのは幼い子供に向かって言われたことではなく、シナイ山のふもとでモーセから直接十戒を聞いたのは主に大人たちでした。大人にとって、親は既に老いていたり亡くなっていたりするけど、その親を敬うことが大事なのです。親に対し心から「ありがとう」と言えること。
親から受けた傷を人知れず今も抱いている人も多いけれど、その傷をそのままにしていては、社会で成功しているように見えても、どこか人間関係にひずみがあるもの。
親に傷つけられたと感じているとしても、そもそも人間は誰しも不完全な存在なのに、親という人間に対し完全さを求めたことが間違いだったと。十戒には「素晴らしい父と母を敬え」ではなく単に「父と母を敬え」とあるのです。完全な愛の持ち主はもちろんアガペーの持ち主である神様であり、すべての人が神様の子供として愛されている以上、親に対しては完全な愛を求める必要はないのです、というのが牧師によるメッセージ。

私自身も亡き母に対して、いまだに複雑な思いがあるけど、少しずつわだかまりを解消していけそうな気持になれたお話でした。

19年前の母の日に、
これが最後の母の日のプレゼントになるとは思わず贈った鉢植えのクレマチス。
つぼみの時に虫に食われてしまったけど、今年の母の日にも我が家の庭でけなげに咲いていました。

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by honyakusha | 2017-05-18 11:53 | 歳時記 | Comments(0)