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納豆=natto

まもなく双子は2歳の誕生日を迎える。思えば2年前の今日、私は管理入院中のベッドの上で破水し、直ちにMFICUに運ばれたのだった。あの瞬間から出産まで、まだ予定日まで2ヶ月近くもあるというのに一体どうなってしまうのかと、恐怖のあまりベッドから起き上がることもできず、人生で最も厳しく我が身を追い込んだ時間を過ごした。日がな一日ただ白い天井だけを見つめ、夜は闇の中、強い点滴の副作用で眠ることもできず、5日間で5年分に相当するぐらい様々なことを考えた。長い長い5日間だった。

今、何かと手を焼かせてくれる双子と過ごしていると毎日があまりに短く、5日間なんて気づかないうちに過ぎている。毎日怒ったり笑ったり感動したりで忙しい。あの時の不安と恐怖が夢みたいだ。

今週、夫は早番で毎朝4時半に起きていた。子供たちもなぜかその時間に起きる。早番の日々はゆっくり朝ごはんを食べることができず、夫は微妙に不機嫌。私はピカの世話をしながら、お腹がすいたと騒ぐルカのゴハンを用意してくれるよう夫に頼んだ。そろそろ出かけようというところに頼まれて不満だったらしく、夫はわざとらしく時計を見上げながらも渋々と納豆ゴハンを用意してルカの前に置く。するとルカは一口食べて「おいしい!」と夫に微笑んだ。夫感激。空気を読むのがうまい娘。彼女が「おいしい」と言ったのは初めてだ。
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娘よ、その調子で上手に世の中を渡っておゆき。

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by honyakusha | 2007-10-13 15:44 | 双子

24=TWENTY FOUR


子供の頃は未成年だからとか、お金がないからとか様々な理由でできなかったことが、大人になってからは自分の責任の範囲内であれば、たいがいのことは自由に出来るようになった。それをいいことに、やりたい放題やっていた私だった。

そんな私に神様は双子をお授けになった。子供をお授けください、という私の祈りに対し、いっぺんに2人もの子供を授けてくださったことを、当初は愛情深い神様の大盤振る舞いと思っていた。が、最近これは神様らしい周到な計画に基づく作戦なのでは、と思い始めた。

妊娠から出産まで、双子ならではの不安と困難があった。ぶじ産まれた後も、近くに頼れる身内もないため夫婦で力を合わせなければ双子との暮らしは一日たりとも成り立たない。ましてや愛犬の脚が不自由となれば、何かと介助してやる必要もある。一日24時間すべて自分のために使っていた時代が夢のようだ。どんなにがんばろうと自由意志を持ち始めた双子はまったく私の意のままにならない。あらゆる計画は頓挫し、自分の無力さに愕然とする日々。自分の責任で何でもできると思いこんでいた傲慢さにあきれるばかり。

やりたいことは山ほどある。でも自分以外の愛しい存在のために限られた24時間を使うのだ。ああ~、私がジャック・バウアーなら24時間で24週分ぐらいのことができるのに・・・。私が総理大臣なら一日を48時間にするべく憲法改正するのに…。そんなことを思いつつも、結局は自分自身よりずっと大事な愛すべき存在がこの世にあると気づかせてくれた神様の計画に心の中で感謝するのだった。

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by honyakusha | 2007-10-09 15:48

楽団=band

私→ルカ→ピカ→夫の順番で風邪をひいた。思えば私は8月に仕事が猛烈に忙しかった時期に引いた風邪が治ったと思ったらまた同じような症状が出てしまい、かれこれ1か月ばかりずーっと体調が悪かった。

ルカは3日間咳こみながらハナミズを垂らして熱を出していたが、3日遅れで症状が出たピカはなかなかハナと咳が収まらずずっとご機嫌斜めで夜も寝ない。私もさすがに仕事をする気力はなく、ありがたいお話も全部辞退して、当分育児だけすることにした。

他に何もしない、と決めてしまえば双子がどんなに愚図ろうともひたすら子供の相手だけをしていればそれでいいのだ。ほかの事をするパワーもないし。双子が生まれてまもなく2年。頼れる身内もいないため夫婦2人だけでがんばってきたけど、そろそろ疲れがたまってきているような気がする。

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天気が悪くて外遊びができない。ベビーザラスにてバンド結成。

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by honyakusha | 2007-10-08 17:22 | 双子

イヤ=No


区の双子の会。今回も心理療法士の空井先生が来て下さった。

双子を相手に怒ると疲れるし、実際疲れてて叱る気力すらないときがある。でも空井先生によると、「腹が立ったら本気で怒り、叱らなくてはいけない場面ではしっかりと叱ってください。母親に叱られた経験がない子どもは、他人に叱られるととても傷ついてしまいます。日頃から、危険なことをしたときなど母親がビシッと叱れば、母親が真剣に自分のことを考えてくれているということが子供に伝わります。そして、よそで他人に叱られた時もその経験が心の傷にならずに済みます」とのこと。以前は叱ってもムダかと思ってたけど、最近双子はかなりこちらの言うことを理解するようになってるので、今後は叱るべきときにはもっときちんと叱ろうと思う。

最近気になるいじめについて聞いてみた。我が子がいじめられたらイヤだけど、いじめる側になるのも困る。いじめる子は何故そうなってしまったんだろうか。3歳の男の子双子と小5のお姉ちゃんのママが言うことには、いじめる子は自分の親に対してはとても「良い子」なんだそう。家では両親に対して「イヤ」と言えない環境であるため、学校では教師に反抗し、弱いものいじめをするのだそうだ。そしてその子の親は子供をよく見ていないから子供の本当の姿を知らず、まさかうちの子に限って…となるらしい。そうなのかー。親は子供の話、子供の意見・希望をよく聞くことが大事なんですね。親の考えだけを押し付けて、イヤと言えない環境を作ってしまうのはよくない。親子関係も、やはりコミュニケーションが大切なんだなー。いじめる子はいずれ、幼いこどもや動物の虐待やドメスティック・バイオレンスを引き起こす大人になってしまうかもしれない。親の責任はとっても重いのだ。

しかし、ルカは「イヤイヤ期」と呼ばれる時期よりずっと前、保育器に入っていた頃から、イヤなことに対しては断固としてイヤだという意思表示をしている。“「No」と言える日本人”代表に推薦したいぐらい。ピカも最近は首をぶんぶん振ってイヤだと表現するようになった。これも成長。

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by honyakusha | 2007-09-28 23:15 | 双子