新作の中から「あ、マーク・ウォールバーグ💖」と気軽にレンタルしたんですが、これはすごい映画でした。
ちゃんと覚悟をしてから見ればよかった。
事件に関わる複数の人物(犯人、被害者、警官)を同時に時系列で追っていくドキュメンタリー風の作りです。事件発生からの一部始終は日本でも報道されたので概要は分かってはいるんですが、それでも臨場感たっぷりの演出にもうドキドキハラハラ感が半端ないです。地元を知り尽くしたボストン警察と圧倒的な組織力のFBIがタッグを組んで犯人を追い詰めていく様子に、アメリカの司法組織の底力を感じました。
それにしても警官の皆さんの勇敢さには驚いた。銃を持つ権利が認められている国で警察官になるというのは、日本とはけた違いの覚悟が必要なんだなあ、と思わされました。基本はボストン市警万歳!的な描き方ですが、それと同時に、被害に遭った人たちの事件前と後の姿や犯人側の心の闇も、印象深かったです。
字幕翻訳は松崎広幸さん。
ちなみに、数年前まではマーク・ウォールバーグ、マーク・ウォルバーグで映画製作会社によって表記がゆれてたので特典翻訳の際には注意が必要だったんですが、「マーク・ウォールバーグ」に落ち着いたみたいですね。