カテゴリ:本・映画・舞台・ドラマ( 39 )

病院で読む本 その2 おすすめ犬のしつけ本

雪の日のアロンソ。喜んで庭を駆け回ったりはしません。LLビーンの大きいクッションより小さいクッションの方が床暖房の熱が伝わって快適らしい。本来こちらはあむあむしたり咥えてぶんぶん振り回したりするための物なんだが。
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犬のモンダイ行動の処方箋 ―ケーススタディでわかる犬のしつけ―

中西 典子 / 緑書房



入院中は犬と会えない。それは愛犬のことを客観的冷静に考えるいい機会でもありました。著者の中西さんにアロンソは何度かレッスンをお願いしたことがあります。特に問題行動があるわけではないけど、以前飼っていたロビンとはかなり生い立ちや性質が違う犬なので飼い主としてどう接するべきか基本的なことを教えてもらったのです。

今回改めてこの本をじっくり読んで、またすごく勉強になりました。犬という生き物をよく知ることで、犬との生活はずっと快適で楽しいものになります。飼い主さんのいろんなお悩みの実例がたくさん載っていますが、犬の性質や習性を飼い主さんが理解することでたいていのお悩みはかなり解決します。中西さん自身はとっても男前(女性ですが)で勉強家な方です。そんな中西さんがいろいろと試行錯誤しながらたどり着いた、犬と幸せに暮らすための飼い主の心得がたっぷり学べる本、おススメです!

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by honyakusha | 2013-02-08 10:27 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

病院で読む本

病院で読む本はちょっと苦しい本がいい、と去年の入院で感じた。あの時は絶食の時間が長かったのでものすごーくお腹がすいた。でもその時病室で読んでいた遠藤周作著「侍」に登場する江戸時代のキリシタンたちは、とんでもなく苦しい日々を送っていたので、多少の空腹なんて何でもないな、と思えたのだった。

今回の入院に持っていった本たちの中から

大西洋漂流76日間 (ハヤカワ文庫NF)

スティーヴン キャラハン / 早川書房


少しでも気を抜いたらすぐ死が待っているという過酷な状況。筆者はなんと2か月半、ものすごいストレスにさらされながらも常に想像力を駆使して、生き抜くために食料や水を得るための道具や装置を考案し続けます。ひどいケガを何度もしながら手当てをする薬すらなく傷は海水で悪化する一方。やがて救命ボートにも穴が開き、乏しい資材を使って穴を修理しても徐々に空気が抜けてしまうため常にポンプで空気を送り込み続けなければいけません。ろくに食べてないのに眠る暇もない。そんな中サメは襲ってくるし嵐も起きる。もうこれ以上の試練はないでしょう、という環境なのに、この人は明るいのです。そして、絶望的な状況に出会うのは自分にとって幸運な学びの機会である、とまで言うのです。驚くべき精神力と楽天ぶりに脱帽。

Lucky Man: A Memoir

Michael J. Fox / Hyperion


私が持ってるLucky Manはマイケル本人の朗読によるオーディオブック(CD)なので、消灯後や早朝の暗い病室でイヤホンで聞きました。この人も非常に前向きな人です。不治の病に冒され打ちのめされている時も、誰にも気づかれずにカメラの前で明るいキャラクターを演じ続けなければいけない苦しみはいかばかりかと思う。でも彼もまた、自分は病気を得たことで多くの愛や学びの機会を与えられた“幸運な男”と言うのです。

スティーヴンとマイケルに共通しているのは、状況を冷静に分析し、今自分に何ができるか考え行動するという点。強大な試練にさらされると、大きなストレスに対処するだけで精いっぱいになりがちだけれど、そこで腐っていてはいけない。限られた時間と資源の中でどうやったら前に進めるかを考えるためには、前向きな気持ち、きっと何とかなるという楽観的な視点、自分を信じる気持ちがとっても大事なんだな。

彼らのポジティブな生き方にすごく励まされました!

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by honyakusha | 2013-02-01 11:09 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

映画「レ・ミゼラブル」

冬休みになった双子が「今日だけは学童保育に行く」というので「今日しかない!」と観てきました。
トム・フーパー監督「レ・ミゼラブル」。(大掃除はまたいずれ…)

Les Miserablesは英語にするとThe Miserables
英文法的に書き換えるとThose people who are miserable
直訳すると “悲惨な人々”
これを「ああ 無情」と訳したのは明治時代のマルチジャーナリスト黒岩涙香。すごい翻訳センスです!

レミゼラブルは大好きなミュージカルで、ロンドンのものと日本のものそれぞれ舞台や映像や音声でいろいろ鑑賞しています。扱っているテーマもさることながら、岩谷時子さんによる訳詞が絶妙です。たとえば
“Drink with me to days gone by” → “過ぎた日に乾杯”
内容と韻がきっちりかみ合っていてすばらしい!思わずうなってしまいます。

日本版CDの古い赤盤青盤(1994年)では “And yet beware” → “しか し心せよ”
同じ部分の歌詞が2003年の盤では “しかし 気をつけよう” となっていたりする点も興味深いです。

でもやっぱり一番心を揺さぶられるのはこの作品のテーマ。天国からバルジャンを迎えに来たファンテーヌ、エポニーヌが歌います。
“To love another person is to see the face of God.”
“人を愛することは 神様のおそばにいること”

憎しみと人間不信の塊だったバルジャンが、司教様に「brother」と呼ばれたことに驚き、人を愛せるようになる姿、
遠く離れて暮らす娘コゼットに対するファンテーヌの母の愛
マリウスとコゼットのみずみずしい愛
そして、報われないことを知りながらも命まで捧げるエポニーヌの愛

25年前に初めて観た時は、エポニーヌの最期に泣きましたが、今はやっぱりファンテーヌに共感してしまいます。アン・ハサウェイ、期待以上のすばらしさでした。
そしてヒュー・ジャックマンのバルジャンはよかった。囚人時代や泥まみれの下水道のシーンなど、ヒューさまの目力が十分に生かされた演出でした。

夫が「『ワンデイモア』はどんなシーンになるんだろう?」と言ってました。このシーンは舞台だと全員が同じ場所にいて別々の歌詞を歌いますが、映画はそれぞれ別の場所で別々の歌詞を歌っていました。カットがどんどん変わるし複数の歌詞が同時進行するので、ここの字幕はすごく難しくて苦労されただろうな、と思います。字幕翻訳は石田泰子さんです。

とにかくいろんな意味で見どころが多い映画でした。サントラも買おうっと。

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by honyakusha | 2012-12-26 14:46 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

突然の世界史熱

そういえば私の人生のTo do リストに「世界史を学ぶ」というのがあったんだった。
この8月にまた1つ歳を重ねたので、早く取り掛からないと時間切れになってしまう。で、これからは時間を見つけては世界史が学べる映画を観てみようと思いました。

ネット検索して興味を持ったDVDをTSUTAYA discasで宅配してもらえるのって本当に便利。とりあえず時代にこだわらず何でも観てみようと思います。

WOWOWで放映された「クロムウェル~英国王への挑戦~」でピューリタン革命と護国卿クロムウェルについて学びました。WOWOWはロマン・ポランスキー特集ということで「戦場のピアニスト」(ナチスドイツによるポーランド侵攻)、「マクベス」(11世紀のスコットランド)も観られました。

「バンド・オブ・ブラザース」で第二次世界大戦のノルマンディからドイツまでのヨーロッパ戦線を。このドラマ(全10話)はすごく深いです。米軍の空挺部隊を中心に描かれているけど、このE中隊の中にもユダヤ系、イタリア系、南部出身者などいろんな人がいます。ノルマンディ上陸前にパラシュートで飛び降りる直前、ロザリオを手に祈るイタリア系兵士、自分が撃たれる危険も顧みず負傷兵を助けに走る衛生兵が「みんなを愛することができますように」と1人祈る姿、印象的でした。

現在NHK BSで「戦争と平和」が放映されているので、録画してとりあえず第1部を観ました。ナポレオンについては池田理代子のマンガも読みたくなってしまいました。ちょっと仕事が忙しくなってきてしまったのでいつになるか分からないけど。

映画を観ながら世界史関連の参考書を参照すると楽しく学べます。

教養としての世界史 (講談社現代新書 80)

西村 貞二 / 講談社

ずっと前に買った本。60年代に書かれた文章ですが、分かりやすくて品格を感じる文体が日本語の勉強にもなります。広辞苑を引きながら読んでいます。

世界史図録ヒストリカ

谷澤 伸 / 山川出版社

この世界史図録を片手に世界史講義録←このサイトを読むと本当に授業を受けてるみたいで面白い~。

高校生の頃より今の方が世界史はずっと理解しやすく感じます。もっと早く始めればよかった。と思いつつ、ネットやDVDなどで効率よく学べるのは今の時代ならではなんだよね。

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by honyakusha | 2012-09-05 18:36 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

「セヴァンの地球のなおし方」

今日から幼稚園の2学期が開始。夏休み、長かった…。毎日5歳の双子と過ごし、あちこち出かけるのは、すごく大変ですごく楽しかった。あー、やれやれ。

夏休みに入る直前の平日に、これだけは観たい!と思っていた映画「セヴァンの地球のなおし方」を、今日しかない!!と走って観にいって走って帰ってきました。観てよかったと思いました。

いつもいろいろと勉強させてもらっている中尾英司さんのサイトでは、村上春樹カタルーニャ・スピーチはセヴァン・スズキ「伝説のスピーチへの回答」というエントリーでセヴァンのスピーチが紹介されています。

この夏カナダを訪れた時、先住民の文化や歴史についてもっと知りたいなと思ったのですが、セヴァンはこの先住民の血を引くカナダ人なのです。

ビクトリアのcocoさん宅からノースバンクーバーのRayに会いに行ったのですが、その日Rayが私に何度か言った言葉「You are what you do, not what you say.」(君が「言うこと」ではなく「すること」で君という人間が決まるんだよ)というのは、セヴァンのお父さんが言っていたのと同じセリフだったと、さっき気づきました。カナダではよく使う言い回しなのでしょうか。

映画の中でセヴァンは、私たちの大事な自然環境を大人は経済と引き換えに手放した、というようなことを言っていました。これについてまたしみじみと思うことがありました。

続く。

カナダの自然の中で遊ぶミラとルカともう一人のルカ
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by honyakusha | 2011-09-01 23:52 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

The Blind Side

久しぶりにサッカー雑誌の記事を翻訳。5月は幼稚園に行く用事も増えてきて、スケジュール的にはかなり厳しかったが楽しかった。スポーツ記事とは言え、英国発のよく練られた文章を訳すのは勉強になる。やっぱりスポーツ、特にサッカーっていいな、と思う。ヨーロッパのビッグクラブによるチャンピオンシップには、ドキュメンタリーと大河ドラマの要素が両方とも入ってる気がする。

で、サッカーではないんですが、先日DVDで観た映画がとてもよかった。
スポーツ、里親と里子、貧困や人種の問題、いろんなテーマがうまく盛り込まれています。

しあわせの隠れ場所 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



最後まで観て初めて実話だと知りました。すごい。
真冬に半袖シャツでとぼとぼと道を歩いている黒人の少年マイクに、サンドラ・ブロック演じる裕福な夫人が「行くところがないならうちに泊まりなさい」と声をかけるシーン。
マイクの姿が、かつてセンターの冷たいコンクリートの床の上にいた犬アロンソと重なり、涙がぶわーっと出てしまった。
キリスト教精神に基づいたアメリカの良心を感じます。素直に元気が出る映画です。
原題は「The Blind Side」。原題に込められた隠喩を何とか表現したくてこの邦題になったのかな。ううむ。

庭ではエゴが一気に開花。
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アロンソはヴィオラの花を食べていました~。
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by honyakusha | 2011-05-17 20:45 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

ストレスとは「人生のスパイス」・・・そうだったのか!

なぜあの人の働き方は「強くて美しい」のか? (アスカビジネス)

大美賀 直子 / アスカ・エフ・プロダクツ

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今年の3月ごろ、激しく落ち込んでいた時期に図書館に予約した本。ようやく順番が回ってきました。現在は、そういえばストレスに苦しんでた時期があったなー、ぐらいにすっかり立ち直っていますが、読んでみました。

すごくいいです。ストレスとうまく付き合いながら自分を向上させていくための具体的なアドバイスを39のtipsとして提案してくれています。働く人、特に女性にはおススメしたい。そして人間関係で苦労しているママにも参考になると思います。

著者によれば、ストレスは決して悪者ではありません。ストレスとは、なくてはならない「人生のスパイス」なのだそうです。以下本文からの引用です。
スパイスは適度に効かせればアクセントになりますが、少なすぎれば味気なく、多すぎると味を壊してしまいます。同じように、人生を料理するためには、ストレスは絶対に欠かせない要素であり、要は「加減」が必要だということです。
 そして、その腕を振るうのは、自分自身なのです。


ストレスがあるからこそ、仕事を達成したヨロコビを得られるのだ、というのは育児に置き換えることもできるなーと。

そして、著者のアドバイスに従って、さっそく朝ブログを書いてみている私です。

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by honyakusha | 2009-07-12 05:34 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(4)

地中海=the Mediterranean

日経新聞の夕刊に掲載された小川国夫さんの文章を読む。自身が取材のために刑務所を訪れたときの気持ちをつづりながら、聖書とキリストに関してカトリックの神父と交わした会話が紹介される。貧しい暮らしながら可能な限り聖書の教えにしたがって生活しようと努力する神父たちの姿と、戦後の混乱の中で翻弄される自身の姿を表現する文章が美しく、感動した。

小川国夫さんの文章には高校の国語の教科書で出会った。大学時代に「アポロンの島」を読み、行ったこともない地中海の島の光景が目の前に広がるようなみずみずしい文体に鮮烈な印象を受けた。

最近は小説を読んでも心を打たれるほど美しい文章になかなか出会えない。展開の速さやあっと驚く結末ばかりが重視されているみたいな気がする。ストーリーが面白い小説が読みたいという気持ちはもちろんある。でもどちらかといえば、心にしみる美しい日本語に触れたくて本を読むのだけれど。

滑り台を顔からすべって鼻をすりむいた。
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by honyakusha | 2007-12-12 16:17 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)

代謝=metabolism

トータル60分の字幕を3回に分けて納品、という甘ったれた仕事の第2回までを終えたところ。前回の仕事はピカのケガ騒動で、超特急で仕上げなくてはなくなり大変な思いをしたので、しばらく仕事したくないなと思ってたんだが。なじみのコーディネーターさんに「今回はユルイ仕事だし少しだけギャラがいいから」と言われてついつい引き受けたのだった。海外ドラマ関連のインタビューなので、参考のためにそのドラマのDVDも見たんだが、全然面白いと思えずなんとか最初の5回分だけ見た。以前の自分はアメリカの連続ドラマ大好きだったのに。最近は双子パワーに圧倒されて、家庭や育児以外のことに興味を持つ余裕がないみたいだ。きっとこうやって家庭にドップリ浸かってつまらない人間になっていくんだろうなー。

先週の土曜の朝、電気屋のチラシで目玉商品5台限りの掃除機3980円に目が留まり、これを買ってくるから!と1人で出動。開店前に並んでゲットした。ちょうど買い換えようとしていた体重計も1台限りをゲット。朝からアドレナリンが分泌された。

掃除機はすでに2台もあるんだけど、大きくて重くてすごく使いづらい。子供が毎日信じられないぐらい散らかすし、ロビンもそんなに抜けてもなぜまだそんなに生えてくる?と聞きたくなるぐらい大量の毛を撒き散らしてるので、掃除機をこまめにかけたいのだ。ちょっと出してパッと使ってしまえる軽量コンパクトな掃除機が欲しかった。さっそく使ってみたらすごーく軽くて楽々。限られた体力をできるだけ消耗しないでエンドレスな家事育児をこなしたい身にはうれしい。重いもの持つのは双子だけにしておきたいものです。

新しい体重計は体組成計と呼ばれる体重以外にもいろんなデータを瞬時に出してくれるすぐれもの。年齢、性別、身長を登録して素足で計測すると、体脂肪や内臓脂肪、基礎代謝量なども計れる。それによると私の体内年齢は19才って、本当ですか?でもこれは年齢の割りに筋肉質で代謝量が多い(脂肪が燃えやすくて太りにくい)ということみたいだ。体内年齢じゃなくて体力年齢が19歳だったらうれしいのに。

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by honyakusha | 2007-11-09 02:03 | 本・映画・舞台・ドラマ | Comments(0)