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三歳児健診に行ってきた。ものすごーーーく大変だった。
1歳半健診のときは、心配で事前に保健センターに電話して「双子なのでヘルプをお願いします」と言っておいたら入り口のところでボランティアさんが待っててくれて、健診の間ずっと手伝ってくれてとても助かった。今回は「もう3歳なんだから自分で服も脱げるし大丈夫だろう」と思ってたのだが…甘かった。会場がいつも区の双子会が開かれる建物なので、2人とも勝手知ったる遊び場のつもりで椅子やらワゴンやらガラガラ押して歩いたり走り回ったり、ルカの世話をしてる間にピカは脱走するし。歯科や内科のお医者さんに診察され多少なりとも緊張した面持ちでママにぴったりくっついてる3歳児が大勢いる中、うちの双子はパンツ一丁で脱走してロビーを走り回ってるという有様であった。 最近の私はもう見栄とか体裁とかかなぐり捨ててるので、ボランティアさんに「双子なので1人お願いしますっ」と叫んで人目構わず「あんたたち、いい加減にしなさい!」と双子を怒鳴りつけ、保健師さんとの面談の時も、手に負えない3歳児を2人いっぺんに育てるのってものすごく大変なんですよーということを思い切りアピールした。いつも双子会で世話をしてくれる保健師さんが担当だったので「分かりますよー」と聞いてくれて、かなり癒されました。 「お名前は?」「ルカちゃん」「何歳ですか?」ニヤニヤしながら「わかんないー!」という反抗期の娘と「お名前は?」ニコニコしながら「…」「何歳ですか?」ニコニコしながら右手でパーを出したフシギな息子だったが、健診の結果は2人ともとっても健康で虫歯もなし。十分でしょう。 ■
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by honyakusha
| 2008-11-28 16:11
| 双子
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先週のある日、子供たちが宵の口に2人一緒に眠ってしまい、珍しくぽっかりと時間が空いた。こんなときは1人でゆっくりと体を休めつつブランデーなんぞ味わったら生き返るのではないかと。
バカラのグラスにレミー・マルタンを少しだけ注いでゆらゆらとさせながらその色と香りをじっくりと楽しみつつ、ピエール・マルコリーニのチョコレートを1粒だけゆっくりゆっくりと味わう。ヘッドフォンでラフマニノフを聴きながら好きな小説のページをぱらぱらとめくって拾い読みしたり。 実際にはバカラのグラスもレミー・マルタンもピエール・マルコリーニのチョコレートもないので、デュラレックスのグラスにキッチンにあったお菓子作り用のマイヤーズ・ラムを少しだけ注いで香りをたのしみつつ、冷蔵庫の片隅に眠っていた製菓用のクーベルチュールチョコレートの塊を包丁でガキッと割って口に入れ、ラフマニノフが聴こえてることにして、西原理恵子の『毎日かあさん④』を読んだ。 西原さんのお子さんは一男一女の兄妹なんだが、妹ちゃんが保育園を卒園するとき西原さんはしみじみと涙を流しながら「もっかい子育てしたいなあ」と言うのだ。 子供が小学校へ入るとき、子育ての一番濃い時期は終わるのだな、と気づかされた。そこからはきっと子供たちはどんどん自分の力で育っていってしまうのかもしれない。そういえば名古屋の義妹は小2の息子と手をつなごうとしたら「やめろ、キモい」と言われたとショックを受けていたなあ。3歳のお誕生日なんてずっと先のことに思えたけど、あっという間にきてしまった。子育ての一番濃い部分の半分はもう終わってしまったのだ。子供と過ごす、いや、子供と過ごせる毎日をもっと大事にしようと思った。 仕事の依頼の電話がかかってきたけど、「4月の入園までは育児に専念します」と伝えた。「毎日かあさん」することにする。 ■
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by honyakusha
| 2008-11-23 23:32
| 仕事・趣味
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先日夫に言われた。「あなたは翻訳の仕事に関しては多少の才能があるかもしれないけど、それ以外のすべてに関しては“普通”だと思う。だからハードルを下げるように。」
あらゆることをうまくやろうと思うあまりなんでもかんでもがんばって、でもちっとも自分の理想どおりにいかないもんだからそれがストレスとなって怒ったり落ち込んだり。そんな毎日が続いていた。出産前からお休みしていた仕事も、生後半年ぐらから頼まれた時だけ少しずつしていたつもりがだんだん仕事と仕事の合間が短くなって、気付けば常に締め切りを抱えた状態になっていた。いつも「今日中にスポッティングを仕上げなければ」とか「子供たちが昼寝してる間にあと○○枚字幕を書かなきゃ」とか頭の中で考えて、そんなときに子供たちが粗相をしたり言うことを聞かなかったりすると、必要以上に腹を立てたりしていたのだった。 夫に「凡人なのに超人の真似をするのはやめたほうがいい」と言われて、すごく気持ちが楽になった。仕事なんかしなくていい、夕食がうどんだけでもいい、家の中が片付いてなくても洗濯物がたたんでなくても全然かまわないから、いろんなことがうまくいかないせいでイライラしてオレに八つ当たりするのだけはやめてくれ、というのが本音かもしれないけど。でもとにかく、仕事を頼まれるとき、その納期ではちょっと厳しいかも、と思いつつ「あなたならきっとできるわよ。だからお願い」みたいな頼まれ方をされるとついついその気になって引き受けてしまっていたのが、夫の言葉で「そうだよ、私みたいな凡人に仕事と家事育児すべてを完ぺきになんてできるわけないじゃん、やーめた」と思えた。 こういうことをはっきりと言ってもらえて本当によかった。夫とはありがたいものだ、としみじみ思った「いい夫婦の日」であった。そういえば、双子が初めて家に来たのは3年前の11月22日だったなー。 ![]() ■
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by honyakusha
| 2008-11-22 22:24
| 仕事・趣味
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9日の日曜に七五三をしました。当初はルカだけのつもりでいたのだけど、お友達のミックスツインズママから「男の子の七五三は本来3歳5歳だから、ミックスツインズは3歳で2人ともやるおうちがほとんど」と言われ、急遽ピカも衣装を着ることに。
午前中、スタジオで着付けをしてもらって撮影を。なれない晴れ着とピカが雪駄でルカが草履で、2人とも足元がおぼつかず何度も転んだり脱げてしまったり…。そして2人揃っての撮影時は、写真屋さん(坂上二郎似)が2人を笑顔にしようとドラえもんのぬいぐるみをピョーン!と放り投げるたびにルカが大うけで体をのけぞらせて大笑いするため手をつないでるピカも巻き添え状態となり、二人揃って笑いながら仰向けにドーン!とひっくり返るという事態が何度も発生。周囲は大慌てであった。ロビンも一緒の家族記念写真も無事撮り終え、スタジオから教会へ。 教会の入り口にて。ここまでたどり着けてよかった。 ![]() 幼児祝福式が始まるまで、お絵かきや工作する七五三キッズ。ハラハラします。 一緒に5歳、7歳のお祝いをした子達も、かつては赤ちゃんとしてこの教会に来ていました。 ![]() 神様に守っていただけるようお祈りしてます。 ![]() 生まれる前からことあるごとに私たち家族のために祈ってくださる教会の皆さんの前で牧師から2人とも祝福を受け、無事三歳を迎えた報告をすることができて本当に本当にうれしかった。こんなふうに教会に集うみんなで成長を見守ってもらえて、うちの双子は幸せ者だなあと思った。 いつもはものすごく活発なルカですが、3歳とは言えさすが女の子。 きれいに着飾ってうれしいみたいでいい子にしてました。撮影の合間にスタジオで着物姿でバイクの乗り物に乗ってましたが…。 ![]() 私は亡き母の着物で晴れ着姿の娘と一緒に七五三ができたことが、自分でも意外なぐらいうれしかった。ああ~娘が生まれてよかった、と心から感じた。これからも娘と一緒に着物でお出かけしたいな、私が10代20代の頃に着た着物や羽織を娘に着せて、私が母から受け継いだ着物を着てお芝居なんかも見に行きたいな、などと夢がふくらむ母です。 ■
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by honyakusha
| 2008-11-14 06:35
| 双子
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最近になって気づいたんだが、うちの息子はかなりの変わり者らしい。お教室の先生から「ピカくんはこのところずいぶん落ち着きましたよ。みんなが座ってるときにピカくんもイスに座ってるから。今までそんなことなかったから先生たちみんな、ピカくんどこか具合でも悪いんじゃないかと話してたんですけどね」…つまり、ピカは集団生活の中で1人だけ単独行動をしている、ということだったらしい。そんなこと母はちっとも知らなかったが、夏休み前に彼らのお教室での様子を参観したとき、みんなが席について歌ったり帰り支度したりしてるとき、なぜかピカだけがフ~ラフ~ラと廊下をうろついたり用もないのにトイレに(今だにオムツです)入ったりしており、それを先生方は特にとがめるでもなくいつものことよという表情で暖かく見守っているのを見て「あれ?」と思ったのだった。
先生の言葉に軽い衝撃を受けたので、お友達のママにちらっとその話をしてみたところ「うちの子もよく『今日はピカくんがお外まで出てっちゃったから○○ちゃんと“いけないよ”ってもどしてあげたの』とか言ってるよ」とのことであった。そ、そうでしたか。みんな、ありがとうね。 ピカは3歳となった今もボキャブラリーは極端に少ない。幼稚園の面接前に、名前ぐらいは言えたほうがいいよなー、と思い「おなまえは?」と聞いてみたら「でんしゃ!」と答えた。「何歳ですか?」「・・・・・・・。」「好きなものは?」「でんしゃ!」これはよし。「好きなたべものは?」「でんしゃ!でんしゃ!」「好きな人は?」「でんしゃ!でんしゃ!でんしゃー!!」とのことであった。 幼稚園の面接日、渡されたアンケート用紙の“どんなお子さんですか?”という項目に夫はピカのことを“集中力があり、独自のこだわりを持っている”と書いていた。すごい親ばか。 ![]() ■
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by honyakusha
| 2008-11-08 02:10
| 双子
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この連休の間に幼稚園の願書提出、面接、合格発表、入園手続きを済ませました。何はともあれ、4月から無事幼稚園に通えそうな感じでよかった。双子は並んで「おめでとう」と合格証を手渡され、とてもうれしそうにしていた。ルカは「よかった」と答えていた。状況はよく分かってないみたいだったが。
我が家が選んだ幼稚園は家から徒歩3分。希望者は基本的に誰でも入れてもらえるという、園児数が多くて庶民的な園です。近所だからという理由だけでほぼここに決めてたのだけど、説明会に行って園長先生の話を聞いてみたところ、思ったよりいい園みたいでうれしくなった。基本的に○○式教育というようなものは何もなく、幼児の生活は家庭が中心、幼稚園は遊びという体験を通じて学ぶところ、という考えでいろんな遊びや体験をするらしい。そしてその体験の場は、うちの前の畑など。園長先生はこのあたり一帯の畑を所有する地主さんでもあるので。 子供が小さいうちはできるだけ家庭の近くにいてほしいと思う。私が日中在宅仕事をしている時にすぐ近くの幼稚園に子供がいるのはうれしいし、ベランダで洗濯ものを干しながら、子供たちの歌声を聞いたり、冬は毎日マラソンで家の前を園児たちがタタタタと走る姿を見たりもできる。私はこの、首都圏なのにミョーに田舎っぽい自宅近辺が大好きで、犬や子供と散歩してるときも顔なじみのおじいちゃんにうちの子たちが「おじーちゃん、きんぎょみせて」と話しかけたりする姿を楽しんでるので、そんなコミュニティの中で子供が育っていくのはとてもいいと思う。少なくとも小学校を卒業するまでは、学校も習い事も遊び場も、基本は家から歩いていける範囲にしておきたい。 3歳記念の旅行でハロウィーン気分満喫 ![]() 嬉々として衣装を選んだピカルカだが、着た瞬間から固まっていた。 ![]() ■
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by honyakusha
| 2008-11-04 00:06
| 双子
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