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デレク・シアンフランス監督 マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデル主演の「光をくれた人」は、美しい映画でした。
字幕翻訳を担当された松浦美奈さんの記事を読んで、これは見なくてはと思ってたのですが、まさに。映像が非常に美しい。厳しい環境における大自然の力強い景観がスクリーンいっぱいに広がって、もう圧倒されました。この見事な映像の一部を字幕で隠さなくてはならないというのは、かなり葛藤があったことと思います。やはり字幕はきちんと情報を伝えつつ、極力コンパクトにすべきなんだなあ。字幕スクールで先生がおっしゃってたことがよく分かりました。 第一次世界大戦直後のお話で、時代背景や衣装も大変興味深かったです。ドラマ自体はなんとなく展開が読めましたが、自分だったらどうする?もし逆の立場だったら?などといろいろと考えさせられる内容です。 そして、帰還兵の心の傷は果てしなく深いのだと改めて感じました。 ▲
by honyakusha
| 2017-05-31 14:27
| 本・映画・舞台・ドラマ
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母の日の礼拝での聖書朗読は出エジプト記20章12節。
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。(新改訳) モーセの十戒の五番目。おなじみの教えです。十戒の一から四番目までは神様についての教えで五から十番目までが人間関係に関する戒め。人間関係の最初の戒めが「父と母を敬え」です。そしてその次の戒めが「殺してはならない」。殺人を禁じることよりも親を敬うことの方が先に出てきます。人間関係において最も大事なことが親を敬うことだというのが神様の教えなのです。 親を敬えというのは幼い子供に向かって言われたことではなく、シナイ山のふもとでモーセから直接十戒を聞いたのは主に大人たちでした。大人にとって、親は既に老いていたり亡くなっていたりするけど、その親を敬うことが大事なのです。親に対し心から「ありがとう」と言えること。 親から受けた傷を人知れず今も抱いている人も多いけれど、その傷をそのままにしていては、社会で成功しているように見えても、どこか人間関係にひずみがあるもの。 親に傷つけられたと感じているとしても、そもそも人間は誰しも不完全な存在なのに、親という人間に対し完全さを求めたことが間違いだったと。十戒には「素晴らしい父と母を敬え」ではなく単に「父と母を敬え」とあるのです。完全な愛の持ち主はもちろんアガペーの持ち主である神様であり、すべての人が神様の子供として愛されている以上、親に対しては完全な愛を求める必要はないのです、というのが牧師によるメッセージ。 私自身も亡き母に対して、いまだに複雑な思いがあるけど、少しずつわだかまりを解消していけそうな気持になれたお話でした。 19年前の母の日に、これが最後の母の日のプレゼントになるとは思わず贈った鉢植えのクレマチス。 つぼみの時に虫に食われてしまったけど、今年の母の日にも我が家の庭でけなげに咲いていました。 ![]() ▲
by honyakusha
| 2017-05-18 11:53
| 歳時記
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![]() 私の強い希望とほとんど執念で双子の母となって11年半。 ずぼらな自分でも毎日ご飯やお弁当を作ったりできるようになるのだから 母になるというのは人を変えるものだと思います。 これからも強くしなやかに、変化を受け入れられる人間として成長していきたいです! ▲
by honyakusha
| 2017-05-14 10:46
| 歳時記
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映像翻訳の合間にたまにアパレル関連の翻訳をしています。プレスリリースとかカタログなど、数時間で仕上げられる分量なので、家事育児の合間に仕事してる私にとってはやりやすいのです。
ファッション業界はとっても先取りなので、今回訳したのは2018年春コレクションのコンセプト。来年の春か~、でもきっとあっという間に1年たってしまうのだろうな。思えば1年前の今頃は、3年間で5度目の手術が決まり、ああ、今回こそもうダメかなぁと相当に絶望的な気持ちでいたのでした。幸いにも手術の結果は良好で、無事にまた母として翻訳者としてそれなりに機能できるようになったのです。 このところ、母としても翻訳者としても不甲斐なさに落ち込むことが多かったけど、1年前の絶望感を思えば幸せすぎるな、と思いました。そんな気持ちにさせてくれた、2018年春コレクションの仕事ができてよかったです ![]() ▲
by honyakusha
| 2017-05-11 09:21
| 仕事・趣味
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久々に飛行機の旅をしました。
羽田から和歌山の南紀白浜空港へ行き、アドベンチャーワールドへ。 パンダ可愛かった。上野動物園と違ってすぐそこに、ごく普通の動物みたいにパンダがいたので驚きました。 双子パンダを立派に育て上げた母さんパンダに私も続きたいと思いました。 昨年9月に生まれた結浜は3月にデビューしたばかりで、子どもらしく多動なところが実に愛らしい。お母さんはひたすらバリバリと音を立てて笹を食べていました。 ![]() 2日目と3日目は奈良で法隆寺や東大寺の大仏を見て回りました。 実物を目で見て、説明を聞いて、はるか昔の日本の国がどんなだったか想像力をかき立てられました。 平城宮跡では奈良時代の生活を体験できるイベントが開催されていたので、当時の人みたいな服を着てお店屋さんをしたり。 ![]() 旅って、行く前はちょっと億劫なんだけど、行くと楽しくってまた旅をしたいな、と思うものですね。 ▲
by honyakusha
| 2017-05-09 09:59
| お出かけ
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